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登録2019-10-02 06:39:27 | 修正2019-10-02 07:47:03
1日午後に放送されたMBCの時事番組『PD手帳』が「曺国(チョ・グク)長官と表彰状」というタイトルでチョ・グク事態に迫った。チョ長官が受けている疑惑の中でも彼の娘・チョ某さんが受け取った東洋大学総長表彰状がその骨子だった。検察は、チョ長官夫人の情景芯(チョン・ギョンシム)教授をこの表彰状偽造の嫌疑で起訴している。奨学金・熊洞学園・プライベート・エクイティ・ファンド疑惑のうち、9月末現在までに検察が起訴した唯一の事件だ。チョさんはこの表彰状を釜山大学医学専門大学院の入試に使用した。
『PD手帳』が注目したのは、表彰状疑惑そのものよりも、疑惑を主張する証言が公平なのかだ。核心は、チェ・ソンヘ東洋大総長だ。検察は先月6日、チョン教授を起訴する前にチェ総長を参考人として呼び、調査した。チェ総長は先月4日、検察に出向いた後、翌日午前に帰宅した。検察の調査で彼は、表彰状のシリアル番号と様式が自分が発行したものとは違うとし、偽造の可能性を主張した。
『PD手帳』は、チェ総長の証言を集中的に分析したと明かした。チェ総長は、自分名義の表彰状はすべて0000-000として発行されるが、チョ長官の娘の表彰状はシリアル番号と様式に違いがあると主張した。『PD手帳』の取材により他の証言が登場した。チェ総長の主張とは異なる様式の表彰状が登場した。東洋大を卒業したという一人の情報提供者は、自分が東洋大から受け取った賞状と奨学証書などを持って制作陣に会った。賞状の左上に表記されるシリアル番号は、チェ総長の主張とは違うシリアル番号だ。この情報提供者は「私のも違っている」とし「総長が賞状についてよく知らずにいるようだ」と話した。東洋大の助手出身という別の情報提供者も「実際、そのように(統一されていないシリアル番号で)発行された賞状や修了証も非常に多い」とし、チェ総長の発言に反論した。
『PD手帳』は、チェ総長が検察の調査を受ける前、自由韓国党のチェ・ギョイル議員と疎通した可能性を示唆する録音を公開した。この録音は先月30日、tbsラジオ『キム・オジュンのニュース工場』で情報提供者らが提供したもので、司会者のキム・オジュン氏はチェ総長が会ったという韓国党議員の実名には言及しなかったが、『PD手帳』はこれを公開した。『キム・オジュンのニュース工場』によると、2人の情報提供者が話しているところにチェ総長の側近であるAさんが合流しながらチョ・グク事態に言及し、チェ総長がチェ議員と疎通した可能性について話した。
録音に登場するAさんは東洋大の生活館長だ。彼は「すでに8月20日からすべて準備していたんだよ。学校はどう行くのか。岐路に立っていたんだ。間違ってチョ・グク側に味方してそのあとに自由韓国党が政権を握ったら、学校の門を閉じなければならないじゃないか。自由韓国党が(学校を)放っておくだろうか」とし「(8月)27日にすぐソウルに行き、〇〇〇(前自由韓国党高位関係者)と△△△(前教育監)とに全部ソウルに来るように言い、ソウルで会った。それならチェ・ギョイル氏が一番近くにいたんだから、疎通したはずだ。どうしようかって」と話した。
『PD手帳』制作陣は発言したその人物を直接訪ねたが、彼は一貫して知らぬふりをした。
病院に入院しているチェ総長は、検察の調査前にチェ議員と接触したのかという質問に「その人は私に連絡しなかったし、私も連絡しなかった。私は友人の中でも政治をする人たちとはほとんど会わない。おそらくチェ・ギョイルも、私は一度くらいしか会わなかった」と話した。
チェ総長の言葉とは異なり、二人の縁はチェ議員が議員になる前からはじまった。2015年9月、チェ総長が東洋大で宗親会(同姓同貫の親類の会同)を開いたとき、公薦を受ける前のチェ議員を紹介した。翌年の選挙でチェ議員は金バッジを付けた。以後、二人は公式行事でもたびたび会った。東洋大の前関係者は、二人の関係を問う質問に「極めて親しい間柄だ。紛れもなく気心が知れた間柄」と語った。大邱MBCのニュースデスクは先月、東洋大が3年前に老朽建物と土地を自治体に売却する過程でチェ議員が助力したと報道した。
チェ議員は、チェ総長が検察の調査を受ける前に自分と相談した事実は全くなく、東洋大の建物および土地の売却に助力したという報道は対応する価値がないと語った。チェ総長もまた、Aさんが誇張して言ったもので、単なる失言だったと釈明した。
パク・サンジュン記者star@newshankuk.com
記事出典:ニュース韓国