登録 2019-10-09 14:05:46
【ソウル=ニューシス】キム・ヒョンソプ記者= KBS法曹チームと検察がリアルタイムで情報を授受しているという癒着疑惑を提起した 盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団の柳時敏(ユ・シミン)理事長が9日、虚偽事実だというKBS側の反論に「釈明するにしても慎重にきちんと釈明すべきなのにこれは何だ」と再反論した。
ユ理事長はこの日、tbsラジオ『キム・オジュンのニュース工場』のインタビューで「昨日、検察とKBSがほぼLTE級の速度で反応したが、そんなに急いで反応することではない」と明らかにした。
昨日ユ理事長は、YouTubeチャンネル『アリルレオ』のライブを通じ、去る3日、曺国(チョ・グク)法務省長官夫人・情景芯(チョン・ギョンシム)東洋大教授の資産を管理してきたキム・ギョンロク韓国投資証券次長に直接インタビューした録音の一部を公開した。
これを通じ、KBSの法曹チーム長が先月、キムさんにインタビューしたのに報道せず、検察にインタビュー内容を共有したという主張を展開した。
すると昨日、KBS側は、インタビュー内容を検察に流したというユ理事長の疑惑提起は事実でないとし、虚偽事実流布に対し法的対応をとると反論した。インタビューしたのに報道しなかったという主張に対しても、インタビュー翌日の9月11日に「9時のニュース」で2つの記事を報じたと説明した。
これに対しユ理事長は「これはインタビュー記事ではない。単に検察発の記事に、資産管理人キムさんの声を変えた発言を元の脈絡から切り取り、元の話の趣旨とは正反対に差し込んで報道するのに利用したもの」とし「インタビューの当事者がそれをどうして自分のインタビュー記事だと思うだろうか」と反論した。
続いて「私がKBSのヤン・スンドン社長なら、事実関係を争う前に、法曹チームとキム・ギョンロク韓国投資証券PBとのインタビュー映像を見るだろう」とし「それから9月11日に報道したニュースを見て、果たしてこのインタビューからこのニュースが出て来得るのかということから点検するだろう」と強調した。
KBS側が「キムさんの主張のうち一部の事実関係を検察取材を通じて確認したことはあるが、インタビュー内容を検察に渡したことはない」としたことにも「ファクトの取材確認をなぜ検察でするのか。検事に聞かないと記者はこれがファクトなのかどうかを判断できないのか」とし「被疑者が大変な勇気を出してインタビューしたのに、どうして検察がすぐにインタビューしたことを知り得るよう(検察に)行って事実関係を再確認するのか」と反問した。
ユ理事長はまた「すでにキムさんと検察は互いが“被疑者”対“検察”として対立している関係だったではないか」とし「ところで、検察が記者に流し続けていた情報とは正反対の内容をインタビューで話したとして、その内容が真実かどうかを再び検察に聞いて確認するというのは取材ではない」と主張した。
ユ理事長は昨日、キム氏との全90分に及ぶインタビューの一部を公開したことについて「扇情的に聞こえる可能性がある部分はすべて抜いた」とし「聞けば人々が“ハッと息を飲む”ほどの内容もあったが、本質とは離れている。この事態の本質に関して参考に値する内容を中心に抜き出して公開をしたものであり、とりあえず今公開したものでも十分だ」と述べた。
記事出典:NEWSIS