中央日報 入力2019.11.02 18:55 | 修正 2019.11.02 22:51
盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団のユ・シミン理事長は2日、曺国(チョ・グク)前法相一家に対する検察の捜査について「あり得ないほど残忍無道だ」と批判した。
ユ理事長はこの日、盧武鉉財団の全羅北道地域委員会が創立8周年を記念して全州教育大学で開いた市民学校対談で「検察が曺国前法相の80代の老母を聴取して、娘を起訴すると脅迫する。曺国一家の容疑点に比べてあり得ないほど残忍だ」と話した。
続いて「ユン・ソクヨル検察総長が大統領府外部の人物に会って曺前法相の任命を防いでほしいと依頼したことについて、検察が“推測性の主張”とだけ反論する」とし「もし外部の人物に会わなかったら、会わなかったときっぱり言い切らなければならないのに、そうではない」と指摘した。
ユ理事長は「ユン総長はこの過程でまた別の人物にも会った」とし「会って面談要請したのかについて明快に答えられないのは、真実ゲームになるのを恐れてのことだろう」と主張した。
ノ・ヨンミン大統領秘書室長が、ユン総長の大統領面談要請説について1日の国政監査で「私にそのような要求をした人はいない」と答えたことについては「それだけの事情があると思う」と含蓄を持たせた。
自由韓国党ナ・ギョンウォン院内代表の子供の入試疑惑について検察が捜査していないことについても「この疑惑は国家支援金の使用にも関連しており、ナ院内代表がソウル大学教授に請託電話した事実まで確認された」とし「検察が政治的偏向性を隠そうというそぶりすら見せず、(事件を)割り当てもしない」と攻撃した。
彼は「検察は誰の言葉も聞かない。したいことは手段を選ばない」とし「全斗煥(チョン・ドファン)新軍部の時を見ているようだ」とも述べた。
ユ理事長は、マスコミ改革について「政府が行える領域ではない。自ら変わるべきなのにその可能性がなく、非常に難しいこと」とし「記者が組織のメンバーとして果たすべき役割のみにとどまらず、誇りを持って仕事しなければならない」と述べた。
ペ・ジェソン記者 hongdoya@joongang.co.kr
記事出典:中央日報