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文在寅大統領は、南北首脳会談二日目の2018年9月19日、平壌の5.1競技場にて金正恩委員長と共にマスゲームを観覧した後、15万人の平壌市民を前に約7分間の演説を行いました。
以下に、その全文を日本語に訳してご紹介します。
全文和訳はこちらです↓↓
平壌市民の皆さん。
平壌で皆さんにお会いでき本当に嬉しいです。
南の大統領として金正恩国務委員長のご紹介で皆さんにご挨拶することになったのですから、その感激を言葉で表すことはできません。
皆さん。
私たちはこのように、新しい時代を作っています。
同胞の皆さん。
金正恩委員長と私は、4月27日に板門店で会い、熱い抱擁を交わしました。
両首脳は、朝鮮半島においてもはや戦争はなく、新しい平和の時代が開かれたことを、8000万の私たち同胞と全世界に闡明しました。
また、私たち民族の運命は私たち自身が決定するという、民族自主の原則を確認しました。
南北関係を全面的かつ画期的に発展させ、断絶した民族の血脈をつなぎ、共同繁栄と自主統一を早めることを固く約束しました。
そして今年の秋、文在寅大統領は、こうして平壌を訪問することになりました。
平壌市民の皆さん、愛する同胞の皆さん!
金正恩委員長と私は、朝鮮半島における戦争の恐怖と武力衝突の脅威を完全に排除するための具体的措置をとることに合意しました。
また、白頭山から漢拏山までの美しい私たちの山河を、永久に核兵器と核の脅威がない平和の地にし、子孫に受け継がせることを確約しました。
そして手遅れになる前に、離散家族の痛みを根本的に解消するための措置を速やかにとることにしました。
私は、私と一緒にこの大胆な旅を決断し、民族の新しい未来のための偉大な旅を一歩一歩歩む金正恩国務委員長に、惜しみない賛辞と拍手を送ります。
平壌市民の皆さん、同胞の皆さん!
私は、今回の訪問で、平壌の驚くべき発展を見ました。金正恩委員長と北の同胞の皆さんがどんな国を作っていこうとしているのかを確認し、胸が熱くなりました。
どれだけ平和を渇望しているかを確認しました。 困難な時代にも、民族の自尊心を守り、ついに自ら立ち上がろうとする不屈の勇気を見ました。
平壌市民の皆さん、同胞の皆さん!
私たちの民族は優れています。私たちの民族は強靭です。私たちの民族は平和を愛しています。そして、私たちの民族は共に生きなければなりません。
私たちは、5000年を共に生き、70年を別れて生きました。私は今日この場で、過去70年の敵対関係を完全に清算し、再び一つになるための、平和の大きな一歩を踏み出すことを提案します。
金正恩委員長と私は、北と南の8千万同胞の手を固く握り、共に作っていきます。
私たちは共に、新しい未来へと進みましょう。
今日、多くの平壌市民、青年、学生、子どもたちがマスゲームに出演し、私たちの代表団を熱く歓迎してくださったことにも改めて感謝いたします。 お疲れ様でした。
ありがとうございました。
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