イ・ジョンホ記者| mystery123@newsdaily.kr
[ニュースデイリー] 大統領府の下命捜査疑惑に巻き込まれた大田(テジョン)地方警察庁のファン・ウンハ庁長が、3日午後、盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団のYouTubeチャンネルである『ユ・シミンのアリルレオ』生放送に出演した。
この日の放送で盧武鉉財団のユ・シミン理事長は、検察のチョ・グク前法相捜査について「検察は今三ヶ月が過ぎるまでチョ前法相を起訴せずにいるが、これはインディアンの雨乞い」と批判した。
「インディアンの雨乞い」とは、インディアンは雨が降るまで雨乞いを行い、結局は雨が降るという意味で、検察の捜査をこれに当て付け、引っ掛かるまで捜査を続けることを指摘したものだ。
ファン庁長も「捜査はできるだけ節制された方式で行うべきなのに、検察が捜査万能主義に陥るようで危険だ」とし「今の検察は、何かが出てくるまで捜査するインディアンの雨乞い式だ」と批判した。続いて彼は、ソウル中央地検が自らを職権乱用に対する告発件で捜査することについて「今の局面が大統領府を攻撃するのに適切な時点だと判断したようだ」とし「検察の立場では、検察改革を推進する最も中核的な動力が大統領府の民情首席室であるため、(これを)攻撃するもの」と述べた。
ユ理事長も「中央地検がこの件でファン・ウンハをひどい目に合わせようというよりも、大統領府を攻撃しようとする意図があるようだ」と付け加えた。続いてユ理事長は、大統領府の民情首席室で仕事し、検察の捜査を前に自殺した検察捜査官に関連し、ユン・ソクヨル検事総長に言及した。
彼は「ユン総長は普段から大切にしていた捜査官にそういうことをするのか」とし「検察が理性を取り戻すよう願う」と警告した。この日、ファン庁長は「検察とマスコミが(自分を)職権乱用と選挙介入に組み込もうとする試み」とし、自らの「下命捜査疑惑」について説明した。
続いて彼は「私が(蔚山(ウルサン)警察庁長に)赴任した2017年9月から、キム前市長の弟が建設業者から30億ウォンを受け取ったという具体的情況が確保された」とし「“来年6月に選挙があるから、これを捜査したらだめだな”と言って隠蔽しなければならないのか。それこそ高度の政治判断だ。法執行をこのように行うことができるだろうか」と反問した。
一方、「下命捜査疑惑」は、キム前市長周辺の不正諜報を大統領府からファン庁長などが受け取って捜査したことにより、昨年の6.13地方選挙に不当に介入したのではないかというのがその骨子だ。
ファン庁長は当時、蔚山地方警察庁長の任に就きながら、キム前市長の側近捜査と「鯨肉還付事件」を指揮した。
ファン庁長は1日、Facebookを通じて「キム前市長の側近捜査は、警察が無理な捜査をしたのか、(それとも)検察が不純な動機で無理な不起訴決定をしたのか、疑ってみなければならない」とし「蔚山警察は、鯨肉事件に対する報復だと理解している」と書いた。
記事出典:ニュースデイリー