キム・ベギョム記者 kbg@vop.co.kr
発行 2019-12-08 17:56:39
修正 2019-12-08 17:56
盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団のユ・シミン理事長は7日、最近の検察の捜査態度をめぐり「全斗煥(チョン・ドファン)新軍部」に比較しつつ厳しく批判した。
「ニュース1」はこの日、ユ理事長が同日に蔚山(ウルサン)商工会議所で開かれた蔚山盧武鉉市民学校の講演において、傍聴者の「検察改革」についての質問に「最近の検察の動きを見ると、廬武鉉元大統領の時と様相がまったく同じ」と答えたと報道した。
報道によると、ユ理事長は検察について「ユン・ソクヨル検察総長を頂点とした検察がチョ・グク前法相を巡って行った行為を見ると、チョン・ドファン新軍部時代を思い出す」とし「個人的にこの闘いは、廬武鉉のトラウマではなく、全斗煥のトラウマのために始めたもの」と述べた。
彼は「全斗煥氏が私たちに与えた絶望感は、権力を持つ者がその権限を自分が正しいと思う目的のためにやたらめったら振り回すのに、それを制御できる何の手段もないことだった」と説明した。
続いて「まったく同じではないが、ユン・ソクヨル検察の態度を見ながら、全斗煥新軍部時代とほぼ同じ性格の恐怖感と絶望感を感じた」と強調した。
ユ理事長は「ユン総長は自分が正しいと思った目標に向かって進んでおり、そのために捜査権を思う存分振り回している」とし「検察総長の判断と彼が動員する強制捜査権を制御できる何の手段もない」と指摘した。
ユ理事長は「民主主義体制の下で行うすべての決定は、反対の決定も行えなければならない」とし「集団的な意思決定も、その決定を無効化し得る決定ができないなら、民主主義ではない」と批判した。
また「検察総長がどんな意図と目的を持つにしても正しいことだと判断して押し進んでいくとき、誰もそれを制御あるいは転覆できないなら、これは民主主義に反するもの」と強調した。
記事出典:民衆の声