中央日報 入力2019.12.31 21:01 | 修正 2020.01.01 07:21
盧武鉉(ノ・ムヒョン)財団のユ・シミン理事長は31日、チョ・グク前法相を在宅起訴した検察に向かい「あのみみっちい起訴については話のしようがない」と批判した。
ユ理事長はこの日、財団のYouTubeチャンネル『アリルレオ』でチョ前法相の公訴状に記載された容疑に反論し、このように話した。
ユ理事長は、特にチョ前法相が2016年、息子が受けたアメリカの大学のオンライン試験を代わりに解いたという容疑(業務妨害)について「20題の小テストだという」とし、「これは息子がアクセスして受けたオープンブック試験だ。だから、あらゆるデータを参考にすることができる」と話した。
続いて「チョ前法相はこれについて黙秘権を行使した」とし「チョ前法相は何も知らずにいて、(妻の)情景芯教授は(息子)本人がしたものだと言っている」と説明した。
また「オープンブック試験で親が助けてくれたかどうかは知らないが、(検察は)オンラインのオープンブック試験に親が介入したという容疑だけで起訴したもの」とし、「(こうした容疑適用が)みみっちい」と話した。
また、チョ前法相の娘が受け取った釜山大学医学専門大学院の奨学金を賄賂だと判断したことをめぐり、「法廷で賄賂だということを証明しなければならないが、容易ではないだろう」とした。
それとともに「ユン・ソクヨル検察総長の(チョ前法相に対する)根拠不足の予断がすべての事態を招いた」とし「検察が政治的に偏向しているか否かを離れ、本当に無能だ」と指摘した。
続いて「年が明けたら、チョ前法相に一度食事をおごってあげようと思う」と付け加えた。
ユ理事長は、先に自分が提起した「検察が盧武鉉財団の銀行口座を密かに照会した」という主張について「財団の口座を見ることのできる主体がかなり多い。裁判所、警察、検察、国税庁、関税庁、金融監督院、金融委員会、そして国会がある」とし「財団の口座を見ることができるすべての機関に書面質疑を送る準備をしている」と明かした。
それとともに「金融委は金融機関に対する監督権限がある」とし「国会に知り合いの議員を通じて関連書類を探してほしいと要請している状況」と述べた。
ユ理事長は、財団の口座開設銀行に問い合わせたことを明かした後、「(その)銀行は、その質問に対して “(そのような事実が)ある、ない” ということ自体、答えられないと言った」とし「(検察が)見ただけでなく、情報を提供した事実を財団に知らせてはならないという通知まで添付したことは明らかだ」とした。
彼は、検察が「盧武鉉財団、ユ・シミン(理事長)、その家族の犯罪に対する口座追跡をした事実はない」と明らかにしたことについて、「昼食を食べたかと聞いたところ、ラーメンは食べなかったと答えたのと似ている」とし、「食べたことは食べたようだ」と皮肉った。
クォン・ヘリム記者 kwon.hyerim@joongang.co.kr
記事出典:中央日報