入力:2020-02-09 17:11/修正:2020-02-09 17:15
文在寅大統領が9日午前、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の発祥地である中国湖北省武漢から帰国した韓国人が一時滞在している忠清北道鎮川(チンチョン)を訪問した。文大統領は、国家公務員人材開発院を訪ねて現況などの報告を受け、彼らを激励した。
午前9時ごろ、人材開発院の所在地である徳山邑の住民達に会った後、人材開発院に到着した文大統領は、レタスと肉の炒め物、各種ナムル、イチゴなどがふんだんに入ったお弁当を用意してきた。施設に入所している武漢同胞174人と施設管理スタッフ30人、現場に派遣された8台のバスに乗った義警達のためのお弁当だった。
文大統領が去った後、同胞や地域住民などのSNSには、文大統領から受け取ったお弁当の認証写真が投稿された。鎮川は、武漢同胞の受け入れをめぐり、反対デモが激しく行われるなど住民の反対が激しかった地域であるため、大統領の訪問が適切だったという評価が出た。あるスタッフは「文大統領を支持していない住民達も、民心に配慮するこうした行動を評価するに値する」と称賛した。
武漢から帰国した韓国人同胞は、この日で隔離10日目を迎えた(先月31日の第1回帰国者基準。1日の2回目の帰国者と追加入所者では9日目)。文大統領は、人材開発院に入った後、マスクを着用して対人消毒室で消毒を受けた。