2020-02-25
皆さん、誰もがとても心配していることでしょう。今日、皆さんの心配を直接体感したいと思い、こうしてやって来ました。コロナ19は、私たちが正体を知らない、それこそ新型の感染症です。今少しはわかりましたが、まだその正体の全体をわかっていません。その上、中国で起きている様相が非常に険悪でしたので、政府は当然、最初から非常に緊張して防疫に全力を尽くしましたが、そうしながらも当然、そのために私たちの経済、特に地域経済、特に小商工人や自営業者、または伝統市場、路地商圏、こんな所でどれほど困難をきたすだろうかと心配しました。
そのため私は、最初から防疫は最高に緊張感をもって政府が行いながらも、また一方では、経済を生かすような運動も共にやっていこうと呼びかけ、そのように歩んできました。幸いなことに一時は増加傾向がやや小康状態に入るように思われ、経済が少し回復する兆しが見えたのですが、今回このような集団感染による感染者の大幅増加により、経済が再び急速に困難に陥り、特に私たちの大邱地域の経済は完全に直撃弾を浴びた格好になりました。
政府がこれに対して多くの対策を立てており、また先制的に対応すると言いましたが、しかし現場の体感としては、おそらく不足な点が多いと思います。今日はそのような生々しい話を聞かせていただけたらと思います。どんな点をどう支援する必要があるのか、どんな点がもっと改善されるべきなのか、そうしたお話を忌憚なく聞かせていただければ、政府が対策を立てる上で参考になると思います。
ざっと申し上げますと、政府は特別交付税と予備費、こういう部分を積極的に活用していく考えです。しかし、それだけでは難しい、地域経済を生かす上でははなはだ不足していると思います。たとえ特別災難地域を宣布したとしても、それだけでは私は非常に不足だと見ており、これからは補正予算による何らかの積極的な支援を行うべきだと思いますし、幸いなことに国会でも与野党を問わず、皆が積極的に話してくださっていますので、うまくいくのではないかと思います。
もう一つ申し上げますと、政府は今、大邱が直面している困難を大邱だけの問題とは考えておらず、大韓民国全体の問題だと考えています。そのような次元で私も今日、大邱を訪問しましたが、首相もまた今日から大邱に常駐しながら、大邱の状況を陣頭指揮していく計画です。もともとは午前に閣議を終え次第、訪れる計画でしたが、私が先に来たので、おそらく私が帰るタイミングで首相が来て、これからは常駐していただくことになりますが、おそらく私たちの地域経済が直面する困難についても地域経済の人たちから直接話を聞き、またその時その時の苦衷を解決していく上で多くの助けになるだろうと思います。
今日のこの会議を通じ、非常な困難に直面している大邱の地域経済に、また大邱市民の皆さんに、少しでも希望を与えられたらと思います。私たちが共に克服していけるように願います。大韓民国が、そしてまた全国民が、私たちの大邱市民と一緒だということを常に思いながら、皆さん、頑張ってください。ありがとうございました。
出典:青瓦台