イ・ジョンジン 入力2020.03.15.20:26
|「事実と異なる言及続け非常に失望..意図が疑わしい限り」
|「午後4時16分外務当局者通話時 “事前通知困難” の連絡あり」
(ソウル=聯合ニュース)イ・ジョンジン記者 = 外交部は15日、日本が韓国人に対する旅行制限措置を韓国側に事前通知したと主張し続けることに対して、日本当局との時間帯別協議内容を異例公開し「事実と違う」と反論した。
外交部はこの日、中央日報が日本政府関係者の発言を引用して「日本外務省の韓国担当ラインが韓国人入国制限について知っている範囲内で駐日韓国大使館に予め伝えた」と報道したことについて、取材陣に送ったメッセージで「事前通知や協議がなかったという点を明確に明らかにしたい」としながら、具体的な協議内容を公開した。
外交部によると、5日午前8時50分頃と10時前後に日本外務省側に、そして午前10時30分頃にソウルの在韓日本大使館に、それぞれ日本側の入国制限措置の可能性を問い合わせ、事実である場合には十分な時間を置いて事前協議が必要だと強調した。
この日午後、産経新聞など日本メディアによる韓国人入国拒否に関する報道が続くや、午後2時頃に駐日韓国大使館が日本外務省側に再度事実確認を行った。これに対し日本側は、その報道は「誤報」だと明言した。
続いて午後4時16分頃、両国の外務当局者間の通話時にも、日本側は産経新聞の報道は「誤報」と重ねて確認しながら、「通常は実務ラインで方向を決定して、これを閣僚級会議で追認するが、今回の事案の場合には閣僚会議で討議後に決定される予定であり、事前通知は難しい」と知らせてきたと外交部は伝えた。
日本は、安倍晋三首相が入国制限に関する措置を発表した後、午後9時頃に駐日韓国大使館を対象に関連説明を行った。
外交部は「政府は、近い隣国として、日本が事前通知すらしなかったという事実に加え、発表後、この問題で続けて事実と異なる言及をしていることに非常に失望している」とし「日本側の意図が何なのか疑わしい限りだ」と指摘した。