ク・ムソ 入力2020.03.24.11:35 修正2020.03.24.11:45
|中央臨床委のコロナ19防疫戦略に一線
【ソウル=ニューシス】ク・ムソ、キム・ジェファン記者 = 理論的に新型コロナウイルス感染症(コロナ19)確定者の中から35万人が死ななければならないという ”集団免疫” について、防疫当局が理論的概念にすぎないと一蹴した。
中央事故収拾本部のユン・テホ防疫総括班長は24日午前11時、政府世宗庁舎で開かれた定例ブリーフィングで、「昨日(23日)、中央臨床委員会で、人口の約70%が免疫を持たなければならないとしたが、これは集団免疫の概念」とし「抗体が形成されて免疫ができれば、残り30%には追加伝播しないという理論的概念だ」と説明した。
中央臨床委員会は23日、コロナ19終息のためには人口の60%がコロナ19への免疫を持たなければならないとし、集団免疫理論導入の必要性を主張した。
ユン防疫総括班長は「韓国の人口が約5000万人であり、70%が感染にするなら3500万人だが、3500万人のうち致死率が現在1%という点を考慮すれば、35万人が死んでこそ集団免疫が形成される」とし「理論的数値に基づいて防疫対策は講じない」と強調した。
それとともにユン防疫総括班長は「このような状況にまで進むことなく防疫を最大限に強化して、感染と伝播を最小化するために努力することが目標」と述べた。
中央事故収拾本部のソン・ヨンレ広報管理班長も「人口の60〜70%という免疫理論は外国で広く知られている集団免疫に関するものだが、我が国の場合には、集団免疫を形成させてコロナ19を乗り越えるという計画はない」とし「集団免疫は非常に多くの国民が感染して被害が大きい状況であるため、可能な限り感染を遅らせ、減らしながら、継続的に持ちこたえ、ワクチンや治療薬が開発されるまでこの状態を維持していくもの」と国内の防疫戦略を説明した。
記事出典:ニューシス