キム・テヒョン記者入力:2020-07-26 11:36
情景芯(チョン・ギョンシム)東洋大学教授の研究室のパソコンで娘の表彰状を偽造するのは事実上不可能だ、という証言が出てきた。東洋大学の書式の構造上、当初の検察の公訴状どおりに偽造をするのは不可能、という趣旨だ。
ソウル中央地裁刑事合意25-2部(イム・ジョンヨプ部長判事)は23日、当時教養学部長を務めていたチャン・ギョンウク東洋大学教授を呼んで証人尋問を行った。チャン教授は、検察がチョン教授が偽造したと断定することの誤りを指摘した。
表彰状偽造 ‘不可能’... “学校の事情とも合わない”
検察が公訴状に明示した表彰状偽造プロセスを順に羅列してみると、▲東洋大学賞状のスキャン画像全体をキャプチャ ▲キャプチャした画像をWord文書に挿入 ▲‘東洋大学総長チェ・ソンヘ’ 部分だけをキャプチャプログラムで切抜いて画像ファイルを生成 ▲アレアハングルの賞状書式ファイルに内容を記載した後、‘東洋大学総長チェソンヘ’の画像ファイルを入れ、ファイル出力 ▲出力されたファイルに総長の職印を任意に捺印という順だ。
このような検察の主張についてチャン教授は、 ‘不可能’ だと線を引いた。彼は「書式ごとに差があるのだが、(東洋大学の書式に)チョン教授の娘・チョさんの表彰状ファイルを入れると、ページが崩れたりダメになり、偽造できない」と説明した。
またチャン教授は、「表彰状偽造疑惑は学校の事情と合わない」とし「賞状書式ファイルは職員だけが持っており、教授が個人のPCに保管するケースはなかった」と述べた。
また、賞状用紙が束で保管されているのを最初に見た時点も最近だと付け加えた。当初検察が疑ったところとは異なり、チョン教授は賞状用紙を入手できなかったので偽造自体が難しい、ということ。
これに先立ちチャン教授は、昨年9月にtbsラジオ ‘キム・オジュンのニュース工場’ に出、実名を明かして、表彰状が偽造されたという主張は事実ではないと述べたことがある。
当時、チャン教授は「チョン教授の娘がボランティア活動をしたのは英語英才教育センターではなく、教養学部で行った人文学英才教育プログラムだ」 とし「チョ長官の娘は実際、このプログラムで地域の中・高校生に英語を教え、総長表彰ももらった」と述べていた。
チャン教授は検察の主訊問の過程で「 ‘娘が夏にあれこれ苦労をたくさんしたとチョン教授が言っていた’ とカン教授が言ったのを聞いた」と述べた。
亜州経済の取材を総合すると、当時行われたプログラムでチョン教授の娘は、TOEFLのテーマ選定、資料整理などの役割をした。このような内容についてチョン教授とカン教授が話を交わし、この過程でチャン教授が会話に合流した事実も確認された。
ただし、この日の裁判で検察は「カン教授からボランティア活動の話を聞いたと言ったが、それならなぜこのような部分を検察では言わなかったのか」と追及し、チャン教授は「添削して指導する姿、それ自体を見なかったと答えたものと理解しなければならない」とし「私には、2012年夏に東洋大学でミン(チョン教授の娘チョ・ミン)を何度か見た、という話を昨年した」と説明した。
続いて検察は、検察の捜査によると、チョさんがボランティア活動をした表彰状に記載された2012年の夏休みには、‘エッセイ英作文‘ 課程の授業は志願者が少なくて閉講された(と言った)。
これについてチャン教授は「この点について話したいことがある」と言ったが、検察は「閉講された事実を知っているか知らないかだけを尋ねている」と言って遮った。チャン教授は「閉講された事実を知っている」と答えた。
出典:亜州経済
画像:聯合ニュース