ニューシス 入力 2019.10.12 15:59
【釜山=ニューシス】ハ・ギョンミン記者=釜山を訪れた日本の代表的なリベラル系政治家である鳩山由紀夫元首相が数回にわたって謝罪し、頭を下げた。
鳩山元首相は12日午前、釜山市南区にある国立日帝強制動員歴史館を訪問した。日本の政治家が日帝強制動員歴史館を訪れたのは今回が初めてだ。
彼は、歴史館関係者の説明を聞きながら、4〜5階の展示館内部を約1時間かけて入念に見て回った。
この過程で、強制徴用炭鉱労働者の姿を描いた展示物などの前で両手を合わせたり、頭を下げて哀悼の意を表したりもした。
展示館観覧に続いて彼は、歴史館7階の追慕塔に献花し、再び頭を下げた。
鳩山元首相は「日本が過去に犯したことの歴史を正しく直視しようという意味で日帝強制動員歴史館を初めて訪問した」とし「日本が過去の植民地時代に強制動員により様々な多くの過ちを犯したことに対し、心から謝罪する」と表明した。
彼は「当時、朝鮮の人口2000万人のうち800万人を兵士、軍属、労働者などとして強制的に動員し、苦労させ、命まで奪ったことに対して謝罪する。また、女性たちも軍に強制動員されたと聞いたが、従軍慰安婦として苦労したことに対して本当に謝罪する」としながら、数回に渡って謝罪した。
歴史館を見学した感想については「多くの日本人が歴史館を訪れ、謙虚に歴史を直視して欲しい」とし「戦争犯罪の加害者である日本が無限に責任を負うべきだと考えている。歴史から多くのことを学びながら未来を切り開いていかなければならならない」と強調した。
彼はまた、日本国内における自らの影響力は弱いが、このような行動を継続しながら、日本の政界にリベラルな考えを開陳できる契機を作ることが自らの責任だと表明した。
鳩山元首相は「強制徴用問題のために日韓両国が極度に対立しており、現在の日本政府の対応は常識的ではないと思う」と付け加えた。
彼は「日本政府は、国家間の請求権協定によって個人の請求権が解決されたという立場であり、ひいては韓国の対応が国際法違反だと主張している」とし「最近の人権法専門家の意見によると、”個人の請求権は国家間の条約や協定によって消滅するものではない”というのが世界の常識であり、日本もこれに従うべきだと思う」と説明した。
一方、鳩山元首相は去る11日、金海のポンハマウル(烽下村)を訪れて廬武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の墓詣でをしたのに続き、釜山大で特別講義を行いもした。彼は来る13日、日本に帰国する予定だ。
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